今の税理士に不満がある方へ。税理士を変更するためには

世の中には良い税理士がいれば悪い税理士もいるものです。
また人によって得手・不得手というものもありますので、一般的な税務代行・処理については特に問題なくても、「実りのある相談や提案がもらえない」といった不満がある場合もあるでしょう。

特に相続問題は非常に専門的な分野であり何よりも経験が求められるため、クライアントからの不満が漏れやすい部分もあります。

もしあなたが、相続問題に関して顧問税理士に不満があるのであれば、新しい税理士に変更するというのも一つの手です。

紹介所に相談してみる

税理士の変更手続き・段取り自体はそれほど難しいものではありません。
しかし世の中には何万人という税理士がいるため、次に出会える税理士が相続問題に長けているかどうかを判断・選別するのは非常に難しいでしょう。

そこでおすすめしたいのが「税理士紹介所」です。紹介センターとも呼ばれます。
この紹介所には全国の様々な事務所および税理士の情報が網羅されており、それぞれの税理士がどういった実績を持ち、どういった分野、どういった業界・業務に長けているのかが把握されています。
そこに相談することで、過去に相続問題を解決したことのある腕利きの相続専門税理士を紹介してもらうことができるでしょう。

現顧問税理士を解約するために

今の税理士に不満があるなら新しい税理士に乗り換える、これは顧客の立場からすれば当然の権利です。
しかし、長い期間付き合いのあった税理士の場合はどうも後ろめたさや申し訳なさで、顧客が解約をためらってしまうケースも少なくありません。

また、解約の意思をどのように伝えれば後腐れなく円満に税理士変更ができるかという点も気になるところでしょう。

そういう場合の常套句として「友人(もしくは親族)が独立して税理士事務所を立ち上げたため、応援も兼ねてそこに依頼することにした」というものがあります。
解約する理由としては特に不自然ではありませんし、かつ現顧問税理士にネガティブな印象を与えることもないため、非常に無難な伝え方といえます。

ただし、中にはこれを常套句として認知している税理士もいるかもしれませんので、そこを考慮するなら新しい税理士に相談し、代わりに電話で連絡してもらうという方法もあります。
税理士同士のやり取りなので話はスムーズに進みますし、矢面に立つのは税理士なので自分は直接話す必要がなく、精神的にも楽になりますよ。

新しい税理士としても、この話をまとめれば自分の顧客が増えるわけで、基本的に快く応じてくれることが多いです。